地雷問題を入り口に・・・
世界サミットを通じチーフファシリテーターの長 有紀枝さんはこんなことをおっしゃっていました。
「会議(サミット)を通じ当たり前のように気付かされたことは、地雷埋設国といわゆるドナー国の子供たちの地雷に対する感覚の違いです。日本やカナダの子供たちにとって、地雷問題は世界の『問題そのもの』であり、とにかく地雷問題が第一でした。
他方、被害者や地雷埋設国の子供たちにとって地雷は日々直面する『数ある問題の一つ』にすぎず、事態問題の解決だけでは十分ではないと言うことです。」
つまり、私たちは『地雷』という問題しか見えてませんでした。しかし実際にアフガニスタンやアフリカの地域に地雷が埋まっている国の人々にとっては、地雷はあって普通なものであり、『お金』や『食べ物』などの問題の1つに『地雷』という問題があるだけで、私たちのように地雷だけ、と言う考え方はあまり無かったのです。
と言うことは私たちは地雷問題に取り組んでいて確かに地雷問題も解決しなければならない問題ですが、地雷問題を通じでその他の問題にも取り組んでいけたら、と言うことです。
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